整形外科と整骨院の役割の違い

遅くまで受け付けている整骨院が比較的多いこともあり、整骨院での治療を希望される方も多くいらっしゃいます。
しかし、整骨院の治療は医師の診察ではないという理由から、保険会社にとっては治療のための必要な診断にはならないと判断されてしまう事例があります。そうなれば治療費は支払われず、通院期間は慰謝料算定の対象とはなりません。事故に遭い、整形外科や病院に行かずに整骨院だけに通い続けても、治療費を加害者側に請求することは難しい場合があります。

レントゲン、MRIなどの検査、投薬などの対応は、医師が診察する整形外科や病院へ行く必要があります。
診察後、医師の指示に基づいたリハビリができる整骨院にて治療を行い、定期的に医師の診察をうけることによって、治療費・慰謝料算定として認められることが可能になります。

むちうちなどで中々痛みが引かず、治療期間が長期に渡ってくると、一般的に病院では積極的な対応が難しくなっていきシップのみで経過観察になるといったケースもあります。そうなると、加害者側の任意保険会社から治療費を打ち切られるリスクが高まります。

整骨院であれば慢性化した痛みに対して適切な施術を受けることができ、症状が改善されるまでしっかりと治療を受けていただくことができます。（通院期間が長くなればその分だけ入通院慰謝料が増額されます）